清算のケーススタディ
punodwoɔのCJPYプールのTXJPを例に
担保の規定値(CJPYプールのTXJPの場合)
担保掛目:80%、 清算掛目:90%、 清算ペナルティ:10%
あるアカウントの口座状況
ある時点の担保価値:100ドル この時点の清算閾値:90ドル この時点のベース資産の借入額:80ドル(借入限度(可能)額) 清算ペナルティ額:80 × 0.10 = 8ドル 総返済額: 80 + 8 = 88ドル 残りの担保:90 - 88 = 2ドル (金利、ガス代は考慮しない)
ケーススタディ
担保価値が下落する場合(ベース資産価値を80ドルで固定) a) 正常に清算が実行されるケース(借り手の債務も完済でき、清算ペナルティも満額) 例)担保価値が88ドルまで下落した際に、清算が発生 清算閾値:79.2ドル その時点の担保価値:88ドル 清算ペナルティ:80 × 0.10 = 8ドル 総返済額:80 + 8 = 88ドル 借り手に残る担保:88 - 88 = 0ドル b) 正常に清算が実行されないケース(借り手の債務は完済できるものの、清算ペナルティは不足) 例)担保価値が83ドルまで下落した際に、清算が発生 清算閾値:74.7ドル その時点の担保価値:83ドル 清算ペナルティ:80 × 0.10 = 8ドル 総返済額:80 + 8 = 88ドル(担保価値を超えている。不足分は5ドル) 借り手に残る担保:0ドル c) 正常に清算が実行されないケース(借り手の債務も完済できず、清算ペナルティも不足) 例)担保価値が78ドルまで下落した際に、清算が発生 清算閾値:70.2ドル その時点の担保価値:78ドル 清算ペナルティ:80 × 0.10 = 8ドル 総返済額:80 + 8 = 88ドル(担保価値を超えている。不足分は8ドル) 借り手に残る担保:0ドル
ベース資産価値が上昇する場合(担保価値を100ドルで固定) a) 正常に清算が実行されるケース(借り手の債務も完済でき、清算ペナルティも満額) 例)借り手のベース資産の借入が90ドルまで上昇し、清算が発生 (ベース資産がステーブルコインだと、ここまで上昇するのは現実的には起こりにくい) 借り手のベース資産の借入:90ドル 清算閾値:90ドル その時点の担保価値:100ドル 清算ペナルティ:90 × 0.10 = 9ドル 総返済額:90 + 9 = 99ドル 借り手に残る担保:100 - 99 = 1ドル b) 正常に清算が実行されないケース(借り手の債務は完済できるものの、清算ペナルティは不足) 例)借り手のベース資産の借入が95ドルまで上昇し、清算が発生するケース (清算ペナルティを満額もらえないので清算はスルーされやすいケース) 借り手のベース資産の借入:95ドル 清算閾値:90ドル その時点の担保価値:100ドル 清算ペナルティ:95 × 0.10 = 9.5ドル 総返済額:95 + 9.5 = 104.5ドル(担保価値を超えている。不足分は4.5ドル) 借り手に残る担保:0ドル c) 正常に清算が実行されないケース(借り手の債務も完済できず、清算ペナルティも不足) 例)借り手のベース資産の借入が100ドルまで上昇し、清算が発生するケース (清算されても清算者に報酬はなく、不良債権になるケース) 借り手のベース資産の借入:100ドル 清算閾値:90ドル その時点の担保価値:100ドル 清算ペナルティ:100 × 0.10 = 10ドル 総返済額:100 + 10 = 110ドル(担保価値を超えている。不足分は10ドル) 借り手に残る担保:0ドル
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